2006年3月26日

 
花生ける 袖にひとひら 目を添う


春一番 受けて背筋が しゃんとなり


朝ドラが 終わって今日の 腰をあげ
 

 
仕合わせが 続きますように 祈る朝


われもこう 嫁の手紙の 絵が嬉し


鈍行が ぴったり似合う 老二人
 

 
図書館で となりの椅子も 同じ趣味


思い出は 紙切れまでも 捨てがたい


友の名を たしかめて読む 冬便り


さんざんに 選びぬかれて 特価品
 

2006年3月22日

 
孫娘め 枚挙に遑ない 化粧


リフトから 落ちて大穴スキー場
 

 
孫娘めと ともに温泉 春彼岸


孫と来た 温泉宿で 高鼾


卓球の 相手困らぬ 双子孫
 

2006年3月7日

川柳

 
川柳会 高い美学を 競い合う


川柳で 心の美学 突き詰める


人間の 美学を詠う 柳多留
 

書道

 
古稀こえて 心おだやか 筆を取る


入選で ゆゆしき過去が 洗われる


はずむ足 入選という 書道展


継続が 花ひらかせた 書道展
 

雑詠

 
絡む孫 めざすはほしい お小遣い


手品師の 妙味すらすら 煙にまく


受験する 孫の背中に 太鼓判
 

雑詠

 
発言が 出来ない心の 火が燃える


余裕でき 亡母にやりたい 恩返し


母泣かせ 噂の小指 罪な父
 

雑詠

 
口車 うっかり乗った 高い付け


年金に 感謝してます 旅楽し
 

古稀

 
夢一つ これからですと 古稀の旅


古稀すぎて やっと心に 花開く


古稀だから 卒業します 雛かざり


居直って これからですと 古稀の旅